9日、東海テレビの『ドラHOT+』に立浪和義さんが出演、ドラフトを目前に控え中日の補強ポイントについて持論を展開しました。

 リーグ断トツ最下位の得点力について触れ、「長打力のある野手が必要」とした上で「即戦力は難しいが、可能性のある選手を獲っておくべき」と話しました。

 気になる選手について質問が及ぶと、真っ先に上武大学のブライト健太選手の名を挙げ、「タイミングの間というのは教えられるものではない。軸足に体重を乗せて左足をゆっくりつけるタイミングの取り方がものすごくうまい。即戦力か分からないが、鍛えればすごくいい選手になる可能性を秘めている」と話しました。

 また、岐阜第一の阪口樂選手については「映像を見ても特に直すところはない。もっと下半身が強くなって、スピードに慣れてくればすごく楽しみ。可能性を秘めている」。さらに“二刀流”で注目を集める愛工大名電の田村俊介選手については「バッティングセンスがいい。バットが体に巻き付くイメージで、打つ方が楽しみ」と評価しました。

 他にも愛知大学の安田悠馬捕手(兵庫・須磨翔風高校出身)や甲子園準優勝の智弁学園・前川右京選手の名も挙げ、「あのパワーは魅力」とも語りました。

 一方、投手陣が良いと言われている中日ですが、「来年全員がいいとは限らない、投手は何人いてもいい。全員が調子がいいということはないし、けが人も必ず出る。やっぱり補強しておかないといけない」と指摘。

 その上で天理高校の達孝太投手の名を挙げ、「身長190センチ以上で真上から投げ下ろす本格派。とんでもない投手になる可能性がある」と語りました。

 運命のドラフト会議まであと2日。中日の指名選手はどんなメンバーになるのか、注目が集まります。