静岡県熱海市で起きた大規模な土石流をめぐり、警察が不適切な盛り土を放置したとされる土地の所有者の名古屋にある関係先などを家宅捜索しました。

 28日午後6時すぎ、静岡県警の捜査員は、盛り土がされた土地の現在の所有者の関係先で、名古屋市千種区の住宅に家宅捜索に入りました。

 今年7月、熱海市で起きた土石流は不適切な盛り土が崩落の起点となり、被害を拡大させたとされています。

 静岡県警は盛り土を造成した神奈川県の不動産会社なども家宅捜索しました。

 土石流をめぐっては遺族が今年8月、盛り土を造成した不動産会社の元社長と土地の現在の所有者を、それぞれ業務上過失致死と重過失致死の容疑で刑事告訴していました。