三重県尾鷲市では、ボラの卵で作る高級珍味「カラスミ」作りが最盛期を迎えています。

 屋上で天日干しされるべっこう色のカラスミ。尾鷲市の「はし佐商店」では100年以上にわたってカラスミを作っていて、毎年、日差しが和らぐこの時期に作業のピークを迎えます。

 塩漬けにしたボラの卵巣を天日干しして作るカラスミは、1日に4回から5回裏返し、2,3週間で鮮やかなべっこう色に仕上がります。

 今年は全国的にボラが不漁で卵巣も少し小さいということですが、例年通りおいしいカラスミができそうだということです。