名古屋市に本店を置く「愛知銀行」と「中京銀行」が、経営統合を検討していることがわかりました。

 関係者によりますと、愛知銀行と中京銀行は経営統合に向け協議を進めていて、今後持ち株会社を設立し、両行が傘下に入る方向で調整しているということです。

 愛知銀行と中京銀行は現在、預金残高が県内2位と3位で、統合が実現すると5兆円規模となり、名古屋銀行を抜いて県内最大のグループとなります。

 取材に対し、愛知銀行の幹部は「中京銀行は三重県にも多くの支店があり、統合によって経営基盤を強化する『攻め』の姿勢だ」と話しています。