愛知県警の若手警察官が中心となって制作した手作りの短編アニメが、YouTubeの公式チャンネルで公開されています。

 公開された短編アニメ「パトネッコ」は、記憶を失くしたパトカーと同じ色の白と黒の毛並みに赤い首輪をした猫が主人公で、第一話ではことし県内で急増している特殊詐欺の手口や対策がテーマとなっています。

 制作は、広報課に所属する岩井宗一郎巡査長(28)が原案からほとんどの作画・編集などを仕事の合間を縫って行い、声優には同僚の女性らも参加するなど、「手作り」のアニメだということです。

 子や孫の世代から防犯について話してもらおうと、アニメ好きの岩井巡査長に白羽の矢が立ったということですが、制作は初めてのため、参考書などで学びながらおよそ8カ月かけて完成しました。

 すでに交通安全をテーマにした第2話の公開も予定しているほか、10話までの構想も出来ているということです。

 岩井巡査長は「防犯は、誰かと話して情報共有することが重要。子どもたちがアニメを見て正月におじいちゃんおばあちゃんと会話するなどしてもらえれば」と話しています。

「パトネッコ」は、YouTubeの愛知県警の公式チャンネルで公開されています。