再審請求中の藤井前美濃加茂市長 来年1月の同市長選に出馬へ「新庁舎計画について市民の声や思い届ける」
贈収賄事件で有罪判決を受け、再審請求中の藤井浩人前美濃加茂市長が、来年1月の市長選に出馬する意向を固めたことがわかりました。
藤井前市長は2013年、当時28歳の全国最年少で美濃加茂市長に当選しましたが、その後、市議だった頃に中学校への浄水設備導入で便宜を図った見返りに業者から30万円を受け取ったとして受託収賄などの罪に問われました。
執行猶予付きの有罪判決が確定して市長を辞任しましたが、11月、無罪を証明する新証言を得たとして名古屋高裁に再審=裁判のやり直しを請求しています。
藤井前市長は東海テレビの取材に「美濃加茂市が抱える新庁舎計画について、多くの市民の声や思いを届けなければ取り返しのつかないことになると思い決意した」と話し、来年1月に実施される市長選に出馬する意向を示しました。
12月13日にも会見を開き、正式に出馬を表明するということです。美濃加茂市長選には現職の伊藤誠一市長も出馬を予定しています。