トヨタ自動車は世界的な半導体不足の影響で、今年度の世界生産台数について計画の900万台を下回る見通しと発表しました。

 トヨタ自動車は2月の生産計画について、世界的な半導体不足により当初の85万台から15万台少ない70万台に下方修正しました。

 この減産により、2月は国内の14工場28ラインのうち、8工場11ラインで一部稼働を停止するということです。

 このため、トヨタは今年度1年間の世界生産台数について計画の900万台を達成することは「大変厳しい状況」との認識を示しました。

 トヨタの熊倉和生調達本部長は、半導体不足のさらなる長期化を見据え、「他の半導体などへの代替についても検討する」としています。