トヨタ自動車系列の販売店で不正車検が相次いだ問題で、元副店長ら10人が書類送検されました。

 書類送検されたのは、「ネッツトヨタ愛知」の販売店・プラザ豊橋の元副店長や元整備士ら10人です。

 警察によりますと、元副店長らは法定の検査項目を省いたうえ、ウソの報告書を作って車検を通した疑いが持たれています。

 調べに対し全員容疑を認め、元副店長は動機について「売り上げノルマがあり、適切な検査方法は時間がかかるため」などと供述しています。

 この販売店では、2021年1月までのおよそ2年間で5158台に不正が見つかっていて、警察は法人としての「ネッツトヨタ愛知」も書類送検しています。

 書類送検を受け、ネッツトヨタ愛知は「成果を重視するあまり、結果的に時間を優先してしまった。再発防止に向け取り組んでまいります」とコメントしています。