家族の介護や身の回りの世話を担う子供「ヤングケアラー」について、愛知県豊橋市が警察などと連携して支援に取り組む方針を確認しました。

 14日は、豊橋市役所で警察や学校関係者らが参加した会合が開かれ、ヤングケアラーの支援に向けて関係機関が連携する方針をまとめる「ヤングケアラー支援宣言」について話し合いました。

 ヤングケアラーは、家族の介護や世話を担う18歳未満の子供のことで、学業や進路に影響を及ぼすことや、周囲に悩みを打ち明けづらく孤立を深めることなどが問題になっています。

 国の推計では豊橋市内のヤングケアラーは、中学生だけで600人ほどいるとみられていますが、市が把握しているのは全体でも30人にとどまっていて、豊橋市は研修会を開くなどして早期発見や支援に繋げたいとしています。