
13日に行われた将棋の王将戦第4局で渡辺名人を破り、藤井聡太「五冠」が誕生しました。
東京・立川市で行われていた王将戦七番勝負の第4局。藤井四冠の相手は3つのタイトルを持つ渡辺明名人。
序盤はハイペースで指し手が進み、渡辺名人の研究の深さを伺わせます。
ほぼ互角の状態で迎えた2日目。藤井五冠が決断良く踏み込むと、午後から流れは少しずつ藤井ペースに。
藤井四冠の地元・愛知県瀬戸市では…。
(リポート)
「午後4時です。藤井総太四冠の勝利を祝う、くす玉の設置作業が始まりました」
そして午後6時23分、114手で藤井五冠が勝利。王将のタイトルを獲得。
渡辺名人:
「またストレートで負けてしまったことについては…なんというか、残念というのもちょっと違うし、もうちょっとなんとかしたかったんですけど…」
19才6か月での五冠達成は、羽生善治九段の22歳10か月の記録を大きく塗り替えることに。
15日には瀬戸市役所の庁舎には、『史上最年少 五冠達成』と書かれた懸垂幕がかかげられました。
タイトルを獲得するたびに豪華メニューを作っていた「喫茶スマイル」、今回はカツを九段積んだ「豪快盛り」を考案。このメニューを注文するお客さんもいました。
四冠達成からわずか3か月…五冠達成はあっという間でした。
藤井五冠:
「地元の瀬戸市の方にはいつも応援していただいて、とても励みになっています。今回また良い報告をすることができたのは嬉しく思います」