27日のオープン戦で、豪快なホームランを放った中日ドラゴンズの石川昂弥選手。実は試合前に少年野球チームの男の子から「ホームランを打ってほしい」と声をかけられていました。「有言実行」の一発です。

 27日の楽天イーグルスとのオープン戦で、7番サードで先発出場したのは石川昂弥選手。その時は、2回の裏にやってきました。

 打球は、レフト後方のネットに直撃する特大のホームラン。打った瞬間、バットを上げて喜びが隠せません。

 実はこの試合の前、沖縄・北谷町の少年野球チームへの記念品贈呈式で、地元の男の子から…。

男の子:
「ホームランを打ってほしいです」

石川昂弥選手:
「がんばります」

 そう子供に話していた石川選手が、バットで期待に応えました。試合後、石川選手から直接ホームランボールを手渡された男の子は…。

男の子:
「凄かったです。石川選手みたいに有言実行できる選手になりたいです」

石川昂弥選手:
「いい姿を見せられたのでよかったです。この1カ月間、思うようなバッティングがずっとできていなくて、最後の最後にあの1本で全部吹き飛んだので、本当に嬉しかったです」

 さらに、次の回にもタイムリーヒットを放った石川選手。立浪監督も手ごたえを感じたようです。

立浪監督:
「なかなか試合でああいう当たりはまだ見てなかったので、非常にいいホームランでしたね。どんどん積極的に今の段階ではバットを振っていけばいいかなと思います」

 28日、キャンプ・オープン戦と沖縄での全ての日程を終えたドラゴンズは3月2日から福岡でホークスとオープン戦、今週末に名古屋へ帰ります。