仕入れ先企業がサイバー攻撃を受け、トヨタ自動車が工場を停止した問題で、攻撃を受けた企業が、英文で「3日以内に連絡しなければデータを公開する」という趣旨の脅迫を受けていたことがわかりました。

 トヨタ自動車は仕入先の小島プレス工業がサイバー攻撃を受けた影響で、3月1日に国内全ての工場で稼動を停止しました。

 サイバー攻撃では身代金要求型のウイルスが使われたとみられ、英文で「3日以内に私達に連絡しなければデータを公開する」という趣旨の脅迫を受けていたことが、警察当局への取材で新たに分かりました。

 トヨタ自動車は暫定的にシステムが復旧したことを受け、2日朝から国内全ての工場で稼働を再開しました。

工場の従業員:
「びっくりするわね、いきなりだもんで。(Q.これまでに同じことは?)ない、はじめて。ラインが回っとりゃ活気があるもんでいい」

 システムの完全な復旧には1,2週間かかる見通しだということです。