名古屋市は新年度実施するプレミアム商品券のうち、電子で発行する「金シャチマネー」について、参加店舗にマーケティングデータの提供を検討していることを明らかにしました。

 名古屋市は新年度、1万円で1万3000円分の買い物ができるプレミアム商品券を紙で100万8000冊、電子で67万2000口発行することにしています。

 市は4日の市議会本会議で、電子の金シャチマネーについて、利用者の「年代」や「性別」といった属性ごとの売上情報を、マーケティングデータとして参加店舗への提供することを検討していると表明しました。

 利用者の属性を紙よりも把握しやすい電子商品券の特性を活かす取り組みで、市は紙にはないメリットを示すことで電子の参加店舗を増やしたい考えです。

 名古屋市によると、電子プレミアム商品券のマーケティングデータの提供は政令市では初めてで、担当者は「お店の運営に役立ててもらえれば」と話しています。