3月15日からクロスボウの所持が原則禁止になるのを前に、愛知県警では高校生と制作した動画で周知するなどして、無償での回収を進めています。

 クロスボウを巡っては、銃刀法の改正により、3月15日から許可なく所持することが原則禁止となり、違反した場合、3年以下の懲役などの罰則が設けられます。

 すでに所持しているクロスボウについては、来年9月14日までに許可を得るか処分するなどの対応が必要となるため、愛知県警では警察署や本部で無償で回収しています。

 また愛知県警は、愛知工業大学名電高校の学生と協力して法改正や回収を周知する動画を制作し、ツイッターなどで配信しています。

 法改正を巡っては、愛知県で2015年に武豊町で新聞配達の男性が撃たれる殺人未遂事件が起こるなど、全国でクロスボウによる重大な事件が相次いだことで規制の強化が進みました。

 愛知県警では、2021年6月から2022年2月15日までに197本が回収されていて、施行から半年後の9月14日まで無償での回収を続けます。