名古屋城の石垣の石の表面に、青い塗料が塗られる「落書き」が見つかりました。

 名古屋城総合事務所によりますと、14日午後4時ごろ、名古屋城の空堀に保管している石材の調査に訪れた学芸員が、二之丸外堀東側の石垣に落書きがされているのを見つけました。

 石垣には青い塗料が6カ所塗られていて、中には文字のように見えるものもあります。

 空堀につながる通路には人が立ち入らないよう柵がありますが、跨げる程度の高さしかなく、いつ頃書かれたものかは分からないということです。

 名古屋城の石垣は国の特別史跡で、市は今後、文化庁に毀損届を、警察に被害届を提出するとともに、修復方法や立ち入り防止策について検討するとしています。