名古屋ウィメンズマラソンで日本学生新記録を達成した、大学4年生・鈴木優花選手はパリ五輪へと繋がるMGCの出場権を獲得。「結果がついてきてうれしい」と語っています。

 大会新記録が飛び出すなど、世界最高レベルの戦いが繰り広げられた13日の名古屋ウィメンズマラソン。22歳、大学4年生の鈴木優花選手が、これまで8年間破られていなかった学生記録を更新し、名古屋で新たな歴史を刻みました。

 大学女子駅伝界の名門・大東文化大学のエースとして活躍してきた鈴木選手。大学2年生の時に学生世界大会のハーフマラソンで優勝し、そこから五輪が明確な目標となりました。

 そして、学生最後のレースに選んだのは初マラソン。

鈴木選手:
「どうしてもパリでマラソンを狙いたいという思いがあったので、まずは一歩を踏み出したいと思って、マラソンに挑戦することを決めました。最低限学生記録、24~25分台というあたりをしっかり狙っていきたいなと思います」

 レース序盤は第2集団につき、余裕のある走りを見せていた鈴木選手。すると、ペースメーカーが外れた25キロで集団を抜け出しペースアップすると、外国人選手を抜く力走を見せます。

 日本学生記録を更新する2時間25分2秒で走り抜けた鈴木選手。さらに、パリ五輪へとつながるMGCの出場権も獲得しました。

鈴木選手:
「結果がついてくれば良いかなとスタート前は考えていたので、学生記録までいけるかなと正直不安があったんですけど、結果がついてきてすごく嬉しいです。感謝の走りができたと思うので、よかったです」