名古屋市は28日、市全域で震度6弱以上の地震が発生した場合に生じる伏見・栄地区の帰宅困難者について、推計値を示しました。

 それによると、街に滞在する人などが最も多い平日午後1時の想定で、およそ2万7000人の帰宅困難者が発生します。

 名古屋市はこれまでに、オアシス21など8つの施設に合わせておよそ4000人の収容先を確保したとしていますが、このうち中日ビルや栄角地のビルはまだできていないため、現時点では2000人ほどしか収容できないとしています。

 名古屋市は今後、民間企業などに協力を求め、退避施設の数や収容できる人数を増やしていきたいとしています。