バンテリンドームで中日ドラゴンズのホーム開幕戦が行われた29日、場内に立浪和義監督のPL学園時代の先輩である清原和博さんの姿があった。

 かねてから立浪監督は清原さんのことを「高校時代からの憧れの人」と言い、今春の沖縄キャンプにも招待していた。その御礼なのか詳しくは分からないが、清原さんは立浪監督のホーム開幕戦の応援に駆けつけていた。

 試合前、清原さんは巨人との開幕カードについて「ジャイアンツとは互角に戦えたし、最後の逆転勝ちは本当にいい形だったので、いい流れで本拠地開幕を迎えられる」と話した。

 また、試合前に立浪監督が挨拶に来てくれたことを明かし「顔色や表情、目つきが勝負師のそれになっていて、監督になる前とは全然違った」と以前とのギャップがあったと話した。

 試合は4対0で敗れはしたものの、立浪監督のユニフォーム姿を見られた感激があったという清原さんは、自身が巨人のユニフォームでプレーしていた2002年生まれの岡林、2001年生まれの石川がスタメンに名を連ねていたことが衝撃だったと話し、「若い選手を育てるには我慢と辛抱が必要だが、結果を出す日が来ることを信じてやってほしい」と立浪監督にエールを送っていた。