3月にトンネル内で作業員1人が骨折する事故があった愛知県春日井市のリニア中央新幹線の工事の現場で、4日朝から工事が再開しました。

 春日井市西尾町のリニア中央新幹線「西尾工区」では3月1日、トンネル内で作業中だった40代の男性作業員が、剥がれ落ちたコンクリートに当たって肋骨を折るなどのケガをしていました。

 この事故を受け、JR東海は西尾工区での工事を中断していましたが、安全対策について周知徹底ができたとして工事を再開しました。

 JR東海によりますと、この工事の中断による工期への影響はないということです。

 リニア中央新幹線の工事をめぐっては、静岡県が着工を認めていないことから、JR東海は2027年の開業は「難しい」との認識を示しています。

※画像はJR東海提供