伊勢神宮に生け花を奉納…『献華祭』“邪気払い”の言い伝えある桃の花を使いコロナ終息への願い込める
華道家元の池坊が華道の上達を祈願する「献華祭(けんげさい)」が4日、三重県の伊勢神宮内宮で執り行われました。
竹の花器に厳かに活けられる桃の花。華道の家元の池坊が、伊勢神宮に生け花を奉納する献華祭です。
毎年、春に開かれる献華祭は、華道の上達を祈るもので、4日は池坊の全国の会員から選ばれた女性2人が、内宮にある能舞台で生け花を奉納しました。
桃の花は邪気をはらうと言い伝えられていて、新型コロナ終息への願いが込められました。
生け花を奉納した2人は、ゆっくりと息を合わせながら、華道の基本である「真」、「副」、「体」を表した作品を仕上げていました。