
ウクライナから避難する人たちが続々到着していますが、8日、名古屋で新生活を始めた人たちをサポートする説明会が開かれました。
名古屋市中村区の「名古屋国際センター」に国旗を持って集まる人たち。愛知県犬山市で暮らすウクライナ出身の岩切アンナさんも、避難してきた妹のユリヤさんと一緒にやってきました。
ウクライナから避難してきたユリヤさん:
「変な感じです。日本でウクライナ人に会うのは珍しいから」
犬山市在住のアンナさん:
「日本に来て、きっと色んなことに困っていると思うので、生活を楽にさせてあげたいなと思っている」
8日に名古屋市が開いたのは、ウクライナ語で話し合える「つどいの場」。参加した約50人のうち、29人が避難してきた人たちです。
河村名古屋市長:
「この募金を、皆さまに一律に給付金ということでお渡ししたいと思っております。具体的には愛知県にお住まいの皆さんに、お一人10万円の給付を予定しております」
集まった募金およそ250万円から、1人あたり10万円を支給することを明らかにした河村市長。
そして、避難してきた人たちにとって不安なのは、言葉だけでなく日本での生活。これに河村市長は…。
河村名古屋市長:
「大変なご苦労があると思いますけど、精一杯名古屋の皆さんは応援しますので、どうぞゆっくりしていってください。先に言っておきますけど、部屋代は無料、水道や電気も無料にします」
このほか、参加者には支援物資としてマスクや生理用品など生活必需品のほか、名古屋城や東山動物園の入場券などが贈られました。
河村名古屋市長:
「こういうときはお助けするというか、応援せないかんでね」
その後、避難してきたウクライナの人たち同士で、母国語での会話に話が弾みました。
ウクライナから避難してきたユリヤさん:
「たくさんのウクライナの人に会えてうれしかった。気分転換になってよかった。1番したいことは日本語の勉強。全く分からず困っています。仕事もしたいです」
名古屋市は今後も「つどいの場」を開き、支援を続けていきたいとしています。