災害発生時に車中泊での避難を想定した訓練が、愛知県豊田市で行われました。

 避難所の運営を担当する豊田市の職員40人が参加した13日の訓練では、トヨタ自動車の社員が車中泊で避難生活を過ごす際の注意点などを説明しました。

 狭い車内では、長時間足を曲げているとエコノミークラス症候群になる恐れがあることから、座席の足もとに荷物を置き、その上で足を延ばすといった方法などを実演しました。

 2016年に発生した熊本地震では避難した人の6割が車中泊で過ごし、中にはエコノミークラス症候群で亡くなる人もいて、豊田市の担当者は「正しい知識で車中泊避難ができるよう取り組んで行きたい」と話していました。