春の高山祭、2日目は雨の合間を縫って空の下に屋台が繰り出しました。

 美しく咲く桜の下や、高山の名所、赤い「中橋」を渡る屋台。ついに高山の街に、あのきらびやかな姿が戻ってきました。

 3年ぶりの通常開催となったことしの高山祭。しかし14日は雨…。2日目の15日も天候不良が見込まれたため、12台の屋台が揃う「曳き揃え」は二日連続で中止に。

 屋台を蔵から出すかの判断は、各屋台組に委ねられました。スマホで雨雲レーダーを確認するなど、議論を重ねた結果…。

「雨模様なので定位置には置くということはないと思いますが、開始の年になりますのでちょっとだけ曳いてみたいと」

 蔵から出た恵比須台、古い町並みを進みます。そして、石橋台はからくりを奉納。空の下で多くの観光客らを魅了しました。

観光客:
「感動しました。素晴らしかったです」

別の観光客:
「うちの子は初めて見て、めちゃくちゃ感動してました」

 しかし、しばらくすると大粒の雨が…。屋台は蔵の中での公開となりました。それでも…。

石橋台の佐藤さん:
「桜も満開になっているので、中橋の方まで出せれたのは最高に良かったです。(来年は)2日間天気が良くて、夜祭もできてという最高の祭りがやりたいです」