名古屋栄の地下街・セントラルパークに、鮮魚店がオープンしました。朝から行列ができています。

 15日、名古屋栄の地下街・セントラルパークにオープンしたのは、鮮魚の卸売り会社が運営する「下の一色魚市場」。「毎日が朝市」をコンセプトに、新鮮でお値打ちな魚介類を販売しています。

(リポート)
「たくさんの種類の魚があって迷ってしまうんですが、ホンマグロの中トロ、これだけの厚みがあって、これだけの量が入っていて680円です」

 刺身や弁当などを買い求める人で、初日から店内は大にぎわい。

買い物客:
「魚類があまりこの地下はなかったでしょう。だから、これからは刺身とかが買えるからいいなと思っています」

別の買い物客:
「(鮮魚の)店が少ないもんで、ちょうどいい。うちのお母さん、まさかこんなもの買ってくると思わないから」

 店内のイートンスペースでは、寿司やどんぶりメニューなどの「市場めし」を楽しむことができ、中には鮮魚店ならではのフィッシュバーガーも。

 珍しい地下街の鮮魚店。セントラルパークで生鮮食品を扱うようになった理由を聞いてみると…。

セントラルパークの担当者:
「(栄地区は)マンションの開発が非常に盛んでして、新しくこの辺りに住む人が非常に増えている。お客さまの方からも『お魚とお肉を扱ってほしい』という声を直接いただく機会も増えておりましたので」

 こういった声を受け、4月1日には肉の専門店もオープン。「和牛徳川」は飛騨牛や佐賀牛など厳選した和牛をカットしてすぐに冷凍。非対面の販売スタイルをとっています。

セントラルパークの担当者:
「お家の中でご家族と楽しい時間を過ごしていただけるような商品の供給を、地下街でもできればいいなと思っています」

 セントラルパークでは2020年に青果店がオープンしていて、これで肉・魚・野菜の専門店が揃ったことになります。

 栄では、3月にオープンした「マルエイガレリア」の1階に生鮮食品を扱うスーパー「パントリー」が、さらに今後6月上旬めどで、錦2丁目にスーパー「タチヤ」が肉や魚の生鮮専門店をオープン予定と、生鮮食品の店が続々登場します。

 都心部にこういった専門店が相次いでオープンすることについて、セントラルパークの担当者は「中心部の人口が増えたが、新しく住み始めた20代30代の家族連れなどから、生鮮食品を手軽に買える店が少ないという声をよく聞く。そのため、肉・魚・野菜の専門店が増えているのでは」と話していました。