世界的なエネルギー価格の高騰で、東海3県を含む中部5県の貿易額が輸入・輸出ともに過去最高となりました。

 名古屋税関によりますと、東海3県と静岡・長野の中部5県の3月の輸入額は、去年の同じ月よりも25.5%増えて1兆256億円となりました。この輸入額は、いまと同じ統計方法になった1979年以来、過去最高です。

 世界的な資源価格の高騰を受け、原油や石炭、アルミニウムなどの輸入価格が上昇したことが要因だということです。

 また、3月の輸出額も過去最高の1兆9466億円となりました。原材料価格の高騰を受け、自動車や自動車部品の単価が上がったうえ、円安が輸出に有利に働いたことも影響したということです。