GWに外出する際、「空き巣」など侵入盗の被害に注意が必要です。実は最近、特定の家を狙った犯行が増えているといいます。

被害に遭った女性:
「(クローゼットの)中のものを全部出して歩けない状態でした。足がすくんで、恐怖ですね」

 恐怖の体験を語るのは、愛知県内に住む女性。2021年12月、仕事を終えて帰宅すると、クローゼットに入れていたすべてのモノが床に散乱していました。

被害に遭った女性:
「(盗まれたのは)ハンドバッグと現金。銀行へ持っていこうと思って、なかなかバタバタして行けなかったんで、そのままにしておいたものを取られました」

 女性が「空き巣」の被害に遭い、現金やブランドバッグなど、その総額は1000万円以上。しかも、これが初めてではありませんでした。

 女性は約2年前にも何者かに自宅に侵入され、長年集めていたブローチなど高価な貴金属が盗まれていました。

被害に遭った女性:
「防犯対策をやってないわけじゃないんだけど、防犯ガラスにしてあるんで」

 その時の教訓から、窓ガラスを全て割れにくい防犯ガラスに替え、対策をしていたといいますが…。

被害に遭った女性:
「(今回は)玄関から入られて。バールかなんかで開けて(鍵が)壊されて。窃盗団にとっては換金してしまえばどうってことないものですけど、母の形見であったり。(被害品は)自分たちにとっては人生ですからね。もう二度と手に入らない」

 繰り返された侵入盗…なぜ女性の自宅が再び被害に遭ったのでしょうか。

愛知県警の幹部:
「いわゆる高額所得者を狙った犯罪。あらかじめ家族の行動とか、そういうのを調べる泥棒も増えている」

「金になるものがある」「旅行で家に誰もいない」こうした情報を事前に入手し、犯行に及ぶ窃盗グループが増えているといいます。

愛知県警の幹部:
「対策はし過ぎることはないと思いますので、あらゆる手段を使って防犯の対策をしてくれれば」

 今年に入り、侵入盗の被害が695件と全国ワーストの愛知県。

 警察は、GWには『SNS』を気を付けて使うべきだとしています。注意するポイントは…。

1.「リアルタイムで投稿しない」
旅先などにいる間にリアルタイムで投稿すると、「今」家にいないことがわかってしまいます。

2.「予定を投稿しない」
「GWは実家に帰省します」など、留守にする予定を書き込むことは避けましょう。投稿する際は“事後報告”を心がけましょう。

3.「旅行アピールは控える」
頻繁に旅行の投稿をすると「生活に余裕がある」=「お金を持っている」と思われ、狙われるリスクがあるということです。