三重県四日市市の医療機関で、肺炎球菌ワクチンを打つために訪れた男性に、誤って新型コロナウイルスのワクチンを接種していたことがわかりました。男性は4回目の接種となったということです。

 四日市市によりますと4月30日、市内の医療機関で肺炎球菌ワクチンの定期接種に来た60代の男性に、医師が誤って新型コロナワクチンを接種しました。

 男性は2月にコロナワクチンの3回目接種を終えていたため、4回目の接種となりました。

 接種直後に医師がミスに気付き、男性は今のところ体調不良などは訴えていないということです。

 この医療機関では、ワクチンの種類ごとに注射器を置くトレイを分けていましたが、男性の前後にコロナワクチンの接種予約が入っていたため、ミスが起きたとみられています。

 四日市市は、この医療機関に複数のスタッフで確認するよう指導し、今後男性が4回目接種を改めて希望した場合は、国に対応を確認するとしています。