愛知県立の工科高校で行われた工具の「のみ」を使った実習で5月、男子生徒が死亡した事故を受けて25日、県の教育委員会が県立学校の校長を集めて臨時の会議を開き、再発防止の対策を求めました。

 5月6日、三河地方の工科高校で起きた事故では、2年生の男子生徒が木材加工の実習中に誤って工具の「のみ」で左足の太もも付近を切り、大動脈からの大量出血で死亡しました。

 この事故を受け、県の教育委員会は25日に臨時の校長会を開き、再発防止策として、保護具の着用を徹底することや実習中の注意点を事前に確認することなどを指示しました。

 その上で、学校内の危機管理マニュアルの見直しや危機管理に関する職員研修を実施するよう求めました。

 県の教育委員会は今後、再発防止に向けた委員会を立ち上げ、具体的な対策を検討する方針です。