南区のスーパー銭湯「名古屋スパリゾート湯〜とぴあ宝」でレジオネラ菌が検出され、名古屋市は6月2日から2日間の営業停止処分としました。利用した80代の男性に肺炎などの症状が出て入院しています。

 レジオネラ菌が検出されたのは、名古屋市南区のスーパー銭湯「名古屋スパリゾート湯〜とぴあ宝」です。

 名古屋市によりますと5月16日、医療機関から利用客がレジオネラ症を発症したと届け出があり、保健所が調査したところ、浴槽の湯から基準値の25倍のレジオネラ属菌が検出されました。

 レジオネラ症を発症したのは80代の男性で、発熱や肺炎の症状が出て現在も入院していますが、命に別状はないということです。

 このスーパー銭湯は6月1日まで営業を続けていましたが、2日に男性と湯から検出された菌の遺伝子パターンが一致したことから、市は2日間営業停止とする処分をしました。

 市は清掃や消毒が適切だったかなど、原因を調べています。