ドラ1入団も“プロの壁”に…中日・ブライトが救われた大野雄大の言葉「最終的に長くやれる選手が一番強いんだ」
11日、中日の鵜飼航丞選手が日本ハム戦の第二打席で空振り三振し、NPB野手ワーストタイ記録となる9打席連続三振を喫した。
鵜飼選手は去年のドラフトで中日から2位指名を受け、駒澤大学から入団したルーキー。1軍の試合に出場しながらもプロの壁を感じている。
一方、その鵜飼選手と同じドラフトで1位指名を受け、上武大学から入団したブライト健太選手もまたプロの壁にぶつかっている。
春のキャンプ序盤こそ1軍だったものの、実戦に入るとプロの球に対応できず、2軍(読谷)へ。その後は右肩のケガなどもあり、リハビリを続けていた。そんなブライト選手を救ったのが1軍で活躍する先輩からの“ある言葉”だった。
「ピッチャーの大野さんにウサギとカメならカメだという話をしていただいて、『スタートは遅いけど、プロ野球人生を通して最終的に長くやれる選手が一番強いんだよ』という話をしていただいた」と話し、カメのように地道に努力を重ね、将来的に活躍できる選手を目指そうと腹が決まったという。
11日の東海テレビの『ドラHOT+』に出演した山本昌さんは、このエピソードを聞き、「大野君もルーキーのときに肩が悪い状態で入ってきて、ずっと投げられなかったんですよ。その中で焦りもあったでしょうけど、地道に頑張って遅咲きかもしれませんけど、今は立派なエースですから。そういうことを本人に伝えたんじゃないかなと思う」と話した。
同じドラフト1位で中日に入団した大野雄大選手とブライト健太選手。今や球界を代表する投手となった大野投手の助言がどこまで役立つのか。ブライト選手の今後に注目が集まります。