岐阜県飛騨市では、雪のなかで熟成した「雪中酒」の出荷作業が行われています。

 豪雪地帯で知られる飛騨市河合町で作られる雪中酒は、地元の日本酒を天然の雪で覆った雪室で3カ月以上熟成させたもので、7月に入り、出荷作業が進められています。

 13日は、朝早くから酒造会社の従業員らが雪室から酒を取り出し、雪と桃の花のつぼみがついた小枝を添えて箱詰めしていきました。

 室温が3度ほどに保たれている雪室で熟成する雪中酒は、まろやかな味が特徴で、涼しげな見た目もあり、夏の贈り物としても人気です。

 雪中酒は限定4000本の予約販売で、残りはわずかだということです。