新型コロナウイルスのオミクロン株「BA.2」の派生型で、“ケンタウロス”と呼ばれる「BA.2.75」の感染者が愛知県で初めて確認されました。

 愛知県内に住む40代の男性は、7月19日に新型コロナの陽性となり、ゲノム解析でオミクロン株の派生型「BA.2.75」、通称「ケンタウロス」に感染していると判明しました。

 症状は軽く、自宅療養を続けているということです。

 ケンタウロスの感染確認は東海3県では初めてで、男性には直近での海外渡航歴や県外への移動歴がないことから、市中感染とみられています。

 愛知県は男性の濃厚接触者1人についても、ケンタウロスに感染している可能性があるとみて調べています。

 アメリカの研究では、ケンタウロスは「BA.5」に比べて約3倍の感染力を持つという結果が示されています。