中部電力は燃料費が高騰した際の電気代の調整制度を変更し、更なる値上げに繋がる可能性があることに対して、中部電力の林欣吾社長は会見で「非常に心苦しく思っている」と述べました。

 ロシアによるウクライナの侵攻などでエネルギー価格が高騰する中、中部電力は「燃料費」の上昇分を電気料金に反映させる上限を、2022年12月分から一部のプランで廃止することを決めました。

 電気料金の更なる値上げに繋がる可能性があり、中部電力の林欣吾社長は27日の会見で次のように述べました。

林欣吾社長:
「率で言うと恐らく3割を超える電気料金の上昇になっております。それに加えて値上がりするわけですから、非常に心苦しく思っております。我々、コストダウンを一層努めていかなきゃならないものだと思っております」

 また、ひっ迫が懸念される夏の電力需給について「8月の第1週は需給が一番タイトになる見通し」だと述べました。