名古屋市中区の中日ビルの建て替え工事でトラブルが相次いだことを受け、名古屋市が10日、施工業者の竹中工務店に安全対策の報告を指示しました。

 名古屋市中区栄の中日ビルの建て替え工事を巡っては、7月に付近の歩道が陥没したほか、8日には30階の高さから重さ4キロの金属製の板が落下し、通行人の男性がケガをしました。

 事態を重く見た名古屋市は10日、中日ビルの施工業者の竹中工務店に対し、それぞれの事故について、原因究明や再発防止策などを8月17日までに書面で報告するよう指示しました。

 指示を受け、竹中工務店は「いずれもあってはならない事故だと大変申し訳なく思っています。安全管理体制の強化を通じて、安心して通っていただける環境にしてまいります」とコメントしています。

※画像は名古屋市提供