川でアユ約1200匹が大量死…し尿処理施設から消毒等用の『次亜塩素酸ソーダ』流出が原因か タンクにヒビ
岐阜県高山市の川で14日、アユが大量死しているのが見つかりました。市の施設から流出した「次亜塩素酸ソーダ」が原因とみられています。
高山市によりますと、14日午後1時45分ごろ、久々野町久須母を流れる飛騨川でアユおよそ1000匹が死んでいるのが見つかり、さらに200匹ほどが死んでいるのが15日朝確認されました。
高山市が800メートル上流にある市のし尿処理施設を調べたところ、次亜塩素酸ソーダの入ったタンクの底に1センチから2センチほどのヒビが確認されたということです。
次亜塩素酸ソーダは汚水処理や水道水の消毒などに使われるもので、およそ800リットルが飛騨川に流出したことが大量死の原因とみられています。
これまでに健康被害の報告はありませんが、高山市はこの施設でのし尿処理を停止しています。
※画像は高山市提供