大規模な漏水が発生した愛知県豊田市の明治用水頭首工を巡り、東海農政局は漏水の原因となっている「穴」をふさぐ応急工事が完了したと発表しました。

 東海農政局は31日に会見を開き、明治用水頭首工で発生した大規模な漏水の原因とされる穴について、コンクリートなどでふさぐ応急工事が8月24日までに完了したと発表しました。

 応急工事の完了を受け、農業用水や工業用水は通常通り供給されています。

 また、漏水の原因の穴がある左岸の堰の下で見つかった複数の空洞については、セメント剤を注入し補強する工事を開始したということです。

 東海農政局では施設の本復旧に向けた工事を進めていく方針ですが、完了には少なくとも2年以上かかる見通しです。