名古屋市は、モデルナ社製の新型コロナワクチン15万回分を廃棄すると発表しました。接種が伸び悩み、有効期限が切れるためとしています。

 廃棄されるのは、2022年3月までに名古屋市に供給されたモデルナのワクチンおよそ50万回分のうち、9月中に有効期限を迎えるおよそ15万回分です。

 名古屋市では、医療機関からモデルナのワクチンの依頼が少なかったことなどを受け、大規模接種会場のワクチンをファイザーからモデルナに変更するなどして対応してきましたが、接種が伸び悩んだということです。

 名古屋市が期限切れのワクチンを廃棄するのは今回が初めてです。

 ワクチン接種の予約率は、8月は8割を超えていましたが、9月に入り56%ほどにまで落ち込んでいるということです。