
敬老の日の9月19日は、ご長寿動物のお祝いなど、様々な催しが開かれました。名古屋市中区の老人ホームでは、「沖縄旅行」が企画されました。
名古屋市千種区の東山動植物園でお祝いされたのは、百獣の王・ライオンの『サン』。現在21歳で、人間でいうと約100歳のご長寿です。
加齢に伴って股関節が変形し、歩きづらそうになってきているそうですが、食欲もあり、まだまだ健康だといいます。
台風接近のため、表彰式はライオン舎の前ではなく屋内で行われました。サンには後日、長寿のお祝いで大好物の牛レバーや丸鶏などがプレゼントされるということです。
名古屋市中区の老人ホーム「エイジトピア・ナゴヤ」では…。
ANAあきんどの添乗員:
「ご搭乗ありがとうございます。いってらっしゃいませ」
入居するお年寄りが受け取っているのは搭乗券で、このまま「沖縄旅行」に向かうといいます。
ANAあきんどの添乗員:
「本日はエイジトピア・ナゴヤ発沖縄・那覇行きのANAオンライン旅行にご搭乗くださりありがとうございます」
これは18日、ANAのグループ会社が主催した『オンライン』旅行です。飛行機に乗って旅行するのが難しいお年寄りに空の旅を楽しんでもらおうと企画され、本物の添乗員も同行するなど本格的です。
実際に現地とオンラインでつないでいて、那覇空港に到着すると…。
添乗員:
「今那覇空港周辺は気温28℃、湿度84%」
現地の添乗員が空港の様子をリモートで解説。さらに、美ら海水族館も巡り、南国ならではの魚たちを楽しみました。
旅の最後は、伝統の「カチャーシー」を踊り、沖縄気分を味わいました。
入居者:
「良かったです。(飛行機に)乗ってたみたいだね」
別の入居者:
「そんなにすぐに行ける所じゃないし、こうして沖縄を感じられるというか、またこれからも色んな地方をこんな形でやっていただけたらまた楽しいかなと思います」
ANAあきんどの添乗員:
「終わった時に入居者の方にも沖縄に行った気持ちになりましたと言っていただけたので良かったかなと思っています」