地域固有の貴重な植物が自生する愛知県豊田市の矢並湿地(やなみしっち)が、6日から一般公開されています。

 矢並湿地は、2012年にラムサール条約に登録された東海丘陵湧水湿地群のひとつで、今の時期は絶滅危惧種の「ミカワシオガマ」や「シラタマホシクサ」などが美しく咲き誇っています。

 普段は立ち入りが制限されていますが、6日から一般公開が始まると大勢の人が観察に訪れ、散策路では地元の小学生ナビゲーターによる植物の解説も行われていました。

 訪れた人は、雨に濡れた湿地で可憐に咲く植物を思い思いに眺め楽しんでいました。

 矢並湿地の一般公開は10月9日までです。