岐阜県立の看護専門学校に通っていた男子学生が実習期間中に自殺し、県は第三者委員会を設置して調査を始めることにしました。

 遺族によりますと、岐阜県立の看護専門学校に通っていた2年生の男子学生(19)は、2022年6月から学校近くの県立病院で看護実習をしていましたが、7月に自殺しました。

 男子学生は実習期間中、SNSに「人格を全否定された」などと投稿していたほか、亡くなる3日前に帰省した際、「担当の教員がねちねち責めてくるから嫌だ」と話していたということです。

 県は9月末、学校の報告に基づいて調査結果をまとめましたが、遺族の意向などを受け、改めて第三者委員会を設置し、調査することにしました。

 男子学生の遺族は「看護学校の教育環境を変えられるような結果が出たらいい。息子の死で問題提起ができれば」と話しています。