将棋の藤井聡太五冠が初防衛に挑む竜王戦の第4局が、京都府福知山市の福知山城天守閣で始まりました。

 朝霧に包まれた京都府福知山市の福知山城。竜王戦七番勝負は、ここまで藤井聡太五冠(20)の2勝1敗。第4局に勝てばタイトル防衛に王手がかかります。

 一方、挑戦者で元竜王の広瀬章人八段(35)は、4年前の福知山城対局で勝利していて、今回も勝って巻き返したいところです。

 7日に現地入りした2人は、前夜祭でファンを前に抱負を語りました。

広瀬八段:
「なんとか(4年前と)同じ結果にならないかなと思っているところですし、自分自身も精いっぱい頑張りたいと思っています」

藤井五冠:
「一手一手しっかり考えて、見ている皆さまに楽しんでいただけるような良い内容の将棋にできればと思っています」

 藤井五冠の先手で始まり、角換わりの戦型となった今回の対局。9日夜までに終局する見通しです。