世界遺産・鬼ヶ城の遊歩道沿いに群生…岩場等に黄色い花咲かせるキノクニシオギクが見頃 県の準絶滅危惧種
三重県熊野市の海岸沿いでは、岩場などに花を咲かせる「キノクニシオギク」の花が見頃を迎えています。
キノクニシオギクは、三重県南部から和歌山県の沿岸部にかけて自生するキク科の多年草で、毎年この季節に直径1センチほどの黄色い花を咲かせます。
熊野市の世界遺産「鬼ヶ城」の遊歩道沿いでは、11月中旬から咲き始めて見頃を迎えた花が熊野灘からの潮風に揺れています。
キノクニシオギクは、海岸沿いで進む開発などの影響で群生地が減り、三重県で準絶滅危惧種に指定されていますが、険しい岩場のいたる所でたくましく花を咲かせています。
見頃は12月中旬まで続き、訪れる人たちを楽しませてくれるということです。