岐阜県高山市では、一位一刀彫(いちいいっとうほり)の干支の置物づくりが最盛期を迎えています。

 一位一刀彫は、30から40種類の彫刻刀を使い分けて、イチイの木を彫り上げる飛騨の伝統工芸で、この工房では10月の終わりから、来年の干支「卯」の置物づくりを進めています。

 つぶらな瞳がかわいらしい卯の置物は、職人が木目を活かし彫り上げていて、中には新しい年のステップアップへの期待を込め、月から飛び立つ様子のものもあります。

 干支の置物づくりは12月末まで続き、150個ほどを製作するということです。