戦時中に三重県などを襲った昭和東南海地震から、7日で78年となり、尾鷲市の小学校では避難訓練が行われました。

 尾鷲小学校で行われた訓練は、南海トラフ巨大地震で津波が発生した想定で、子供たちへの事前の告知はせず、抜き打ちで行われました。

 校庭で遊んでいた子供たちは、地震の発生を知らせる放送が流れると一斉に中央に集まり、体をかがめて避難行動を取ったあと、学校の裏山に向けて走って避難しました。

訓練を終えた児童:
「急に来たのでちょっと焦りました。うまくできました」

別の児童:
「速報が流れたときはすごく不安で怖かったです。すぐ走ってここまで来たことがうまくできたかな」

 尾鷲小学校では、南海トラフ地震が発生した場合、10m以上の津波が予想されていて、子供たちはおよそ8分で避難を終えていました。