南海トラフ巨大地震などの災害に備え、愛知県豊明市の藤田医科大学では学生たちが「防災士」の資格試験に臨みました。

 藤田医科大学では、災害発生時に地域や職場などで災害支援を担える人材を育てることを目的に、来年度からの入学生を防災士として養成するカリキュラムを必修化します。

 11日はこれに先がけ、放射線技師や理学療法士などを目指す学生と教職員およそ360人が防災士資格の取得に向けた講座を受けました。

 学生たちは線状降水帯のメカニズムや、都市や山間部、その土地によって起こる災害の違いなどについて学んでいました。

臨床検査技師志望の2年生:
「医療の面で活躍しながら、今回学んだ防災士としての災害の知識も生かしながら活動したい」

 学生たちはこの後早速試験に臨み、合否は12月24日に発表されます。