岐阜県高山市の卸売市場で12日、飛騨地方の正月飾り「花もち」の競りが行われました。

 木の枝に紅白の餅を巻きつけた花もちは、花が少なくなる冬を彩る飾り物として古くから親しまれていて、岐阜県高山市の卸売市場では、午前7時過ぎから競りが始まりました。

 会場には高さ15センチから2.5メートルほどのものまで大小様々な花もちが並び、競り人の威勢の良い掛け声とともに、集まった買受人が次々と競り落としていきました。

 最も高いものは4万円の値がついたということです。

 競り落とされた花もちは、宿泊施設などに飾られるほか、高山市内のスーパーなどで販売されます。