厚労省がまとめた、新型コロナの全国感染者数と死者数の推移です。

 第8波では、感染者数は第7波より少なくなっていますが、死者数は12月29日に420人と過去最多を記録するなどしています。

 この理由について、さくら総合病院の小林豊院長は「感染者数が実態を捉えていない」と分析しています。

 小林院長によりますと、抗原検査キットなどが手軽に手に入るようになり、若い世代や症状が軽い人を中心に自分で療養する人が増え、中には陽性者登録しない人も多くなっているのではないかということです。

 また、変異株などで死亡率が急に高くなったというデータなどもこれまでに出ていないことから、「死者が多いということは実際には顕在化していない感染者がもっといるのでは」としています。