愛知県豊田市では、2月11日からの「中馬のおひなさん」を前に、土雛づくりが進められています。

 中馬のおひなさんは、豊田市足助町の古い街道沿いを数千体のひな人形や土雛で彩る桃の節句の催しです。

 毎年この時期になると、地元の高齢者らが土雛づくりに精を出し、工房では薄く伸ばした粘土をヘラで削ったり丸めたりして、小さな内裏雛の形に仕上げていました。

 一度素焼きにして色付けし、釉薬をかけて窯で焼き上げれば完成で、でき上がった土雛は、中馬のおひなさんの会場で一組300円から800円で販売されます。