愛知県岡崎市の伝統野菜「法性寺(ほっしょうじ)ねぎ」の出荷が、最盛期を迎えています。

 法性寺ねぎは、室町時代に岡崎市南部の法性寺の僧侶が京都から九条ネギの苗を持ち帰って植えたのが始まりとされています。

 厳しい冷え込みで葉の内側に濃厚な蜜を蓄えるこの時期が出荷のピークで、農家の人が収穫した法性寺ネギを手際よく束ねて行きました。

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「天候によって温度差が出ると蜜が葉に出てきます。油揚げの中にねぎを入れて、フライパンでこんがり焼くと酒のアテになるんじゃないですかね」

 法性寺ねぎの収穫は3月上旬まで続き、市内のJAの直営店などで販売されます。