日本最大の美術展「日展」が、25日から名古屋のギャラリーで始まりました。

 会場には、日展の会員や公募で集まった地元作家らの絵画や彫刻など、約500点が展示されています。

 今にも滴りそうな雨粒を葉先にとどめる針葉樹を描いた作品は、生命の力強さを藍染めの濃淡だけで表現しています。

 芽が出たジャガイモの背後に歯車がむき出しの時計を配置し、時の流れを表現した作品は、漁船の塗装に使うペンキと砂を混ぜた塗料を下地に塗ることで、作品に重厚感を出しています。

 日展名古屋展は2月12日まで愛知県美術館ギャラリーで開かれています。

【動画で見る】「日展名古屋展」始まる 会員や地元作家らの絵画など約500点展示 愛知県美術館ギャラリーで2/12まで